MESSAGE 代表メッセージ
PROFILE
サンディエゴで自動車の総合サービスを展開する企業に入社後、ロサンゼルスで新店を立ち上げ、店舗責任者に就任。2008年のリーマンショックを機に日本に帰国し、2010年にエスビーティーに入社。エリアマネージャー、営業本部長を経て、2016年に代表取締役社長に就任。
Q1.社長がエスビーティーに入社したきっかけについて教えてください。
チャレンジできる環境に期待を膨らませて入社。
社長就任後に気付いた大切なこと。
私がエスビーティーの求人に応募した理由は「成長途中の会社の方がたくさんのチャンスに恵まれそうだから」というものでした。
入社当時のエスビーティーは、急激な成長の真っ只中にあって、ルールも組織も不鮮明ななかで、全社員がそれぞれの信じる方向に向かって全力疾走していたような印象があります。実際に、私が入社した2010年からの5年間で売上高を124億円から921億円まで伸ばしていて、今考えても本当に凄い勢いの中にあったんだと思いますね。
そして、売上高で過去最高を出した翌年の2016年に社長に就任しました。
就任当時の私の仕事は、社内外問わず、あちこちに頭を下げてまわることでしたね。成長に全勢力をあげること自体は会社として正しい行動だったと思っています。ただ、急成長の後遺症がそこかしこにあって、それを整えていくのが本当に大変だったんです。
そのなかで、「なんでもできる」社長になるのは早々に諦めました。
エスビーティーにはスペシャルな知識や経験をもつ人がたくさんいて、私１人でがむしゃらに走り続けるより、みんなの力を結集しやすい環境を整える方が重要度も優先度も高いと気付いたからです。
ここでの経験は、今の自分にとっても本当に大きな価値があるものだと感じています。
Q2.社長が感じるエスビーティーの魅力について教えてください。
会社の魅力は、社員の寛容性と
“グローバル”のスケール感。
高いポテンシャルを活かし、次のステージへ。
一番のエスビーティーの魅力は、社員の寛容性の高さにあると思います。
普段一緒に仕事をする社員やお客様のほとんどが海外にいて、「一般常識」のような共通の価値観を探り合うより「違い」を認め合う方が効率の良い環境にあるからなのか、自分とは違う“誰か”や“何か”を受け入れる度量の広さを感じることが多くあります。
お互いどうやったら理解しあえるか、相手の役に立てるかを考えながら、工夫し続けてくれる社員のみんなが本当に誇らしいです。
次に魅力的だと感じるのが、“グローバル”のスケール感ですね。
グローバルな企業はたくさんありますが、ここまでたくさんの国や地域と取引をしている企業も珍しいのではないでしょうか。
世界中で取引をしてきたので、普通の会社では見聞きできないような知見がたくさん蓄積されていますし、旅行ではなかなか選ばないような国に出張に行くこともあります。日本の企業が進出しにくいと言われる国にもいくつも拠点があるので、そこで新しい文化を作っていくことも可能です。
高いポテンシャルを秘めた会社ですが、まだまだそれを活かしきれていないようなところもあるので、それは今後の課題ですね。
Q3.事業を行っていく上で、特に重要だと考えることはなんですか。
エスビーティーに関わる全ての人に対して誠実であり続けることが、私たちの誇り。
事業を継続する上で、「誠実であること」は特に重要だと感じています。
それは、社員に対して、お客様に対して、地域社会に対して、です。
中古車輸出事業という業界は、どこか不健全なイメージで捉えられがちです。社長に就任してからは業界の問題に対する意見を求められることも増え、なおさら意識するようになりました。
私が尊敬するエスビーティーの社員一人ひとりが真面目に取り組んでいる仕事で“後ろめたい”思いをするのは絶対に嫌なんです。みんなに胸を張って、誇りをもって仕事をしてほしい。
だから、自分が、会社が、社員自身が「誠実であること」を強く求めています。
ただ、気を付けたいのは、「誠実であること」と「間違えないこと」がイコールではないことです。チャレンジをし続ける限り、気付かないうちに判断や行動を間違えてしまうことは十分にあり得ます。ですから、失敗や間違いがあったとしてもその結果だけを非難することは避けたいですし、私自身が間違えてしまったときは、素直にその誤りを認めて、すぐに行動や判断を改めたいと考えています。
自分自身も会社も、そういった素直さや軌道修正をする柔軟性を持った存在であり続けたいですね。
